カナダの金融会社で、2300億ドル(約24.3兆円)の資産を運用するCIフィナンシャルは、子会社を通じてビットコインETF(上場投資信託)の予備申請を行った。承認されれば、同国で3番目となるビットコインETFが誕生する。
申請を行ったのはCIグローバル・アセット・マネージメントで、ETFの名称は「CI Galaxy Bitcoin ETF(BTCX)」。先週の発表によると、承認されれば、同ETFの運用はCIとギャラクシーデジタル(Galaxy Digital)が行う。BTCXは直接、ビットコインに資金を投下し、暗号資産の管理・保有はジェミニ(Gemini)が行う。
カナダでは今月、2つのビットコインETFがトロント証券取引所に上場され、取引を開始している。投資家はETFに投資することで、ビットコインの現物を購入せずに、同暗号資産に投資することができる。
北米で初の申請を受けたビットコインETFは、上場からわずか2日で資産残高が4億2180万ドル(約445億円)に増加した。また、カナダでデジタル資産の運用を行う3iQも今月、ビットコインETFの予備申請を行っている。
|編集:佐藤茂
|画像:カナダ・トロント(Shutterstock)
|原文:CI Global Files to Issue North America’s Third Bitcoin ETF