楽天が、「楽天ポイント」を利用してビットコインの取引体験ができるサービスを開始した。
楽天が3月18日から始めたサービスは、暗号資産(仮想通貨)のビットコインの取引価格に連動して、ユーザーが設定した楽天ポイントが増減するというもの。運用するポイントは100ポイント以上で、追加できるポイントの上限は3万ポイント。
今回の取り組みを通じて、楽天は投資経験やビットコインの取引経験がないユーザーを対象に、資産運用をゲーム感覚で簡単に学べる機会を増やしていくという。
楽天は子会社の楽天証券を通じて、ネット証券事業の拡大を進めており、SBI証券などとのシェア争いを続けている。暗号資産の取引所事業では、楽天ウォレットがサービスを拡充させながら、口座数の拡大を図っている。楽天ウォレットが扱う暗号資産は現在、ビットコイン(BTC)、イーサリアム(ETH)、ビットコインキャッシュ(BCH)の3種類。
暗号資産の中で最大の時価総額を有するビットコインの価格は、昨年終わり頃から高騰し、年初の2万9000ドル台から今月には6万ドルを超え、史上最高値を更新した。
|編集:佐藤茂
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