暗号資産(仮想通貨)取引所を運営する米コインベース(Coinbase)は4月1日、14日にナスダックに上場すると発表した。また6日に1〜3月月期の決算報告会を開催し、2021年の見通しを発表する。
上場時の株価は300ドル〜350ドルで推移すると予想され、同社の時価総額は約1000億ドル(約11兆円)になると見られている。
コインベースは、ビットコイン(BTC)を扱う新興上場企業としてはトップに立つことになる。時価総額が1000億ドルを超えれば、ウーバー(Uber)のようなハイテク企業を上回る。
非公開市場で3月に取引された同社株の平均価格が343.58ドルだったことから、CNBCはコインベースのブライアン・アームストロング(Brian Armstrong)CEOが保有する3960万株の価値が136億ドル(約1兆5000億円)にのぼり、ジェフ・ベゾス氏やイーロン・マスク氏、ビル・ゲイツ氏らと並ぶ「デカビリオネア」になると推測している。
コインベースに初期段階で投資したシリコンバレーの投資会社や、初期の暗号資産信奉者のなかには、投資額を100倍に増やしたケースもある。
|翻訳:coindesk JAPAN
|編集:増田隆幸、佐藤茂
|画像:CoinDesk
|原文:Coinbase’s COIN Stock to Go Live on Nasdaq April 14