コインチェックがOMGを上場、取り扱い暗号資産は16種類に

暗号資産(仮想通貨)取引所を運営するコインチェックは7日、暗号資産の「OMG」の取り扱いを開始した。これで同社が扱う暗号資産の種類は16に増えた。

コインチェックが7日午後に取り扱いを始めた通貨は、オーエムジー(OMG)で、ティッカーシンボルは「OMG」。

コインチェックによると、OMGは通貨や資産の管理、送金を低コストで行える分散型ソリューションのためのネットワーク(OMG Network)の運用に利用される暗号資産。

(画像:コインチェックの発表文より)

OMGのネットワークは、「More Viable Plasma(MoreVP)」と呼ばれるセカンドレイヤー技術を利用して開発され、イーサリアムが直面する送金の遅延やネットワーク手数料の上昇などの課題を解決する可能性があると期待されている。

OMG Networkが運営するネットワークでは現在、テザー社が発行する米ドルに連動するステーブルコイン「USDT」を含む複数のプロジェクトが稼働しているという。

OMG Networkは昨年12月、DeFi(分散型金融)分野で投資活動を行うGBV Capitalに買収された。今後、OMGのサービスは、分散型取引所(DEX)やレンディングサービスなどのDeFi領域においても利用が見込まれている。

コインチェックの発表文によると、OMGの時価総額は4月1日現在、1231億円で、同通貨の発行上限数は1億4024万5398OMG。

|編集:佐藤茂
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