ビットコインSV

BSV
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24h変動率
0.06%
24h変動値
5.88
時価総額
2,105億
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EXPORT DATA
1H6H12H1D1W1M3Mall
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ビットコインSV (Bitcoin SV) の基本情報

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ビットコインSV(BSV)とは

ビットコインSV(Bitcoin Satoshi’s Vision / BSV)は、クレイグ・ライト氏らによって2018年にビットコインキャッシュ(BCH)からハードフォークされて誕生した仮想通貨である。前身のブロックチェーンが直面したスケーラビリティ問題などを解決することを目的に開発された。

ビットコインSV(BSV)の歴史

ビットコインSVは2018年11月、クレイグ・ライト氏らによってビットコインキャッシュをハードフォークして開発された。クレイグ氏はオーストラリアの実業家で、自らをビットコインの産みの親サトシ・ナカモトであると長年主張している人物である。

そもそもビットコインキャッシュも2017年にビットコインからハードフォークされた仮想通貨であり、計2回の分裂を経て誕生したビットコインSVは、ビットコインやビットコインキャッシュよりも処理速度が向上した。

ビットコインSV(BSV)の特徴

ブロックサイズがビットコインの4000倍

ビットコインSVの最大の特徴は、ブロックサイズがビットコインの4000倍の大きさであることだ。一般的に、容量が増えれば一度に処理できる取引量が増えるため、高速で処理が可能になる。 また、取引手数料も抑えられる。

具体的には、ビットコインの1MB、ビットコインキャッシュの32MBに対して、ビットコインSVは4GBのブロックサイズを持つ。このため取引速度が圧倒的に早く、決済に使用された場合には短時間で着金することができ、手数料も低いというメリットがある。

スケーラビリティ問題を解決

ビットコインSV誕生の背景には、「スケーラビリティ問題」がある。スケーラビリティ問題とは、1MBに限定されたブロックサイズのビットコインでは、ユーザーが増加した場合に取引速度の遅延や手数料の高騰が起こることをいう。

この問題に対し、ビットコインSVの前身であるビットコインキャッシュは、ブロックサイズを拡大してOn-chainで解決を目指した。そのために1度目のハードフォークが行われたという経緯がある。ビットコインSVはブロックサイズを拡張したことでスケーラビリティ問題の解決、トランザクションの高速化を実現した。

スマートコントラクトの実装

ビットコインSVはスマートコントラクトの実装が可能である。スマートコントラクトとは、ブロックチェーン上で特定の動作をする、というプログラミングのことだ。これにより、ビットコインSVは、イーサリアムと同様に分散型アプリの開発が可能だ。

スマートコントラクト実装をサポートしておらず、投機的資産とみなされているビットコインとは対照的に、ビットコインSVは日常の決済に適した利便性が高いものと言える。

プルーフ・オブ・ワーク(PoW)を採用

ビットコインSVは、コンセンサス・アルゴリズムとして、PoW(プルーフ・オブ・ワーク)を採用している。コンセンサス・アルゴリズムの種類の中でも、新しいブロックの承認は「最も速く暗号を解読できた主体」が行うという競争の原理を採用しており、この原理をプルーフ・オブ・ワークという。 ビットコインも同じ原理を採用しているため、ビットコインSVはビットコインのコンセンサス・アルゴリズムを引き継いだ形だ。

ビットコインSV(BSV)の今後

米大手バイナンスによる上場廃止

海外大手仮想通貨取引所バイナンス(Binance)は2019年、ビットコインSVの上場を廃止し、2022年現在も再上場の動きは見られない 。バイナンス側は「プロジェクトチームへの貢献度」「開発レベルと質」などを上場廃止の理由に挙げ、利用ユーザーの保護を目的とした基準に満たないとした。

また、バイナンス CEOが、自身を「サトシ・ナカモト」と主張するクレイグ氏の持論に対して批判的であることも一因と見られている。

競合との差別化に注目

ビットコインSVは手数料が低いことが魅力だが、近年はビットコインが手数料を下げるなど競合も出てきていることから、新規ユーザーを取り込みづらくなっているのが現状だ。

また、2021年6〜7月にネットワークへの攻撃を受けており 、脆弱性を指摘する声もある。時価総額も誕生当初の2018年はトップ10入りしていたものの、2022年8月は40位台となっている。 今後、他のブロックチェーンと違う強みを打ち出せるかが重要となるだろう。

ビットコインSV(BSV)の購入方法

日本国内の取引所でビットコインSVの取り扱いを行っているのはBitTradeだ。CoinDesk Japanでは、金融庁に登録された国内の仮想通貨取引所で購入することをおすすめしている。

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