ジーキャッシュ

ZEC
JPY
  • USD
  • JPY
6,950
24h変動率
7.04%
24h変動値
457.22
時価総額
1,050億
24h変動値
457.22
時価総額
1,050億
EXPORT DATA
1H6H12H1D1W1M3Mall
TO

ジーキャッシュ (Zcash) の基本情報

プライバシーを保った送金もできる通貨

発行上限 21,000,000
承認方式 PoW
開始日 2016年10月
中央機関
提唱者 Zooko Wilcox-O'Hearn
オフィシャルサイトURL https://z.cash/
ホワイトペーパーURL https://zcash.readthedocs.io/en/latest/
公式X URL
※当社は、この情報を用いて行う判断の一切について責任を負うものではありません。免責事項

ジーキャッシュ(ZEC)とは

ジーキャッシュ(Zcash / ZEC)は、コンピューターセキュリティ専門家・起業家であるZooko Wilcox-O’Hearn氏によって2016年10月28日にリリースされた、プライバシーと匿名性に焦点を当てた分散型仮想通貨である。Zooko Wilcox-O’Hearn氏はビットコイン創世記よりコミュニティーに参加しており、ビットコインに関するブログを始めて執筆した人物としても知られる。

Zcashのシステムはビットコイン(BTC)のコードベースを基盤にしており、承認システムにも同じくPOWを採用している。Zcashはゼロ知識証明という技術を用いることにより、送信者・受信者・取引量を非公開にしたままトランザクションの整合性を保つことが可能であり、匿名性が担保している。

ジーキャッシュ(ZEC)の特徴

高度なセキュリティ・匿名性

Zcashではゼロ知識証明zk-SNARKsを用いることにより、送信者・受信者・取引量を開示しないまま、証明者と検証者の間の相互作用なしにトランザクションの整合性を保つことが可能にしており、この機能により匿名性が担保されている。

ゼロ知識証明は、リング署名とペダーセン・コミットメントという技術の組み合わせからなる。リング署名では決済時の署名を複数名で行うことにより、決済者の特定を防ぐことを可能にしており、ペダーセン・コミットメントは取引量と取引額を非公開としている。具体的にはshielded poolと呼ばれる、非公開にされたアドレスの集ったプールによって匿名性が担保されており、そのプールの中で残高やトランザクションの内容が全て暗号化されている。そのプールに入ったり出たりするトランザクション、あるいは別々のプール間のトランザクションは確認可能であるが、プールに属する相手のアドレスは非公開にされているのだ。このshielded poolを使用する手数料は0.0001ZECとなっている。

選択的開示による監査や規制基準への準拠

Zcashではコインのトランザクション履歴を非公開にすることができる一方で、選択的開示の選択肢も備えている。マネーロンダリング防止や税法に準拠するために、ユーザーの許可を得た場合にのみ、監査の際のユーザーの支払いを証明することが可能となっている。

透明性の必要性

高い匿名性にはマネーロンダリングや他の犯罪への懸念が付き物である。2020年に行われたランド研究所の研究(Zcashの提供元から委託)によると、ダークウェブにて使用されているDashやZcashなどのプライベートセンド機能を持つコインのアドレスは0.2%未満となっているという。その一方で、同年10月初めに発表された欧州刑事警察機構のインターネット犯罪脅威評価において、Zcashはダークウェブ上の取引において最も定評のあるプライバシーコインとなり得ると、法執行機関の審査の障害となる可能性が指摘されている。

安価な送金手数料

2022年8月現在、ビットコインの送金手数料は0.001BTC=約$27である一方、Zcashの送金手数料は、0.001ZEC=約$0.17である。他のアルトコインと比較をしても、Stelllarの手数料が$0.004 、Litecoinは$0.041と、Zcashの手数料は安価である。shielded poolを使用を組み合わせた場合においても、非常に安価な手数料で匿名性を担保した取引を提供している。

ジーキャッシュ(ZEC)の今後

PoSへの移行、そして相互運用性の構築

Zcashのロードマップでは、2024年までのPoS移行が予定されている。PoS移行により相互運用性の構築が可能となり、クロスチェーンプロトコルであるコスモスネットワークとの提携も示唆されている。コスモスネットワークとの提携によって、より多くのデベロッパーによる開発が可能となるとされている。さらに、クロスチェーンの使用可能によって、より多くのプロジェクトへの参加が可能となるという。

匿名性の高さが及ぼす課題

2022年8月現在、トルネードキャッシュやブレンダーなどの取引履歴を非公開にする匿名性の高いミキシングシステムには、犯罪やテロに使用される懸念から強い規制がかけられている。2022年8月にはトルネードキャッシュ開発者の1人である29歳男性がオランダ当局によって逮捕され、さらに規制強化が発表され、主要プライバシーコインの価格が8%前後下落した。Zcashはユーザーによる選択的開示が可能なものの、今後の動向が注目されている。

ジーキャッシュ(ZEC)の購入方法

国内の仮想通貨取引所では取り扱っていないので、取引をしたい場合は海外取引所を利用する必要がある。

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