米決済大手ペイパル(PayPal)の1~3月期の取引収益は、前年同期の42億2000万ドルから33%増の56億2000万ドルとなり、予想を大きく上回った。同社は通期の業績予想を上方修正した。
前四半期比では、取引収益はわずかに減少。クリスマス休暇など休日の消費が多かった2020年第4四半期(10−12月期)は56億8000万ドルだった。また第1四半期の新規アカウント数は1450万件、前四半期の1600万件からは減少した。
調整後1株あたり利益は同四半期、1.22ドルとなり、事前予想の1.01ドルを上回った。売上高は60億3000万ドルで、これも予想の59億1000万ドルを上回った。
ペイパルの取引売上の一部は、暗号資産の売買と保有サービスによるもの。今回の決算報告は同社が暗号資産関連サービスを開始してから2度目の決算報告となった。同社は過去に、暗号資産を購入した顧客はそれまでの2倍の頻度で同社サービスにログインしていると述べている。
|翻訳:coindesk JAPAN
|編集:増田隆幸、佐藤茂
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|原文:PayPal Q1 Transaction Revenue Rose 33% YOY as Total Revenue, EPS Topped Views