暗号資産(仮想通貨)取引所を運営するコインチェックが、企業やプロジェクトが取引所を通じてデジタルトークンを発行・上場して資金調達を行う「IEO(イニシャル・イクスチェンジ・オファリング」を計画していると発表した。
コインチェックは5月31日、国内初となるIEOを今夏に行うと発表。今回のIEOの発行体は、Hashpalette(ハッシュパレット)社が開発を進めるNFTプラットフォームの「Palette(パレット)」で、マンガやアニメ、スポーツ、音楽など日本のコンテンツをNFT(ノンファンジブル・トークン)で流通させるブロックチェーンプラットフォームだ。
コインチェックは今後、PalleteのIEOに関する詳しい情報をホームページに掲載していく。
IEOは、暗号資産取引所が主体となって企業やプロジェクトがユーティリティ・トークンを発行・上場して資金を調達する手法で、コインチェックはHashpaletteと共同でIEO実現に向けて準備を進めてきた。
Hashpaletteとコインチェックは昨年8月に、IEOの計画を初めて公開したが、当初の計画では約10億円規模の資金を調達するとしていた。
|編集:佐藤茂
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