米スクエア、太陽光発電によるビットコインマイニング施設を建設へ

米決済大手のスクエア(Square)はビットコイン・インフラ企業のブロックストリーム(Blockstream)と共同で、太陽光発電を利用したビットコインマイニング施設の建設を目指す。環境に配慮したビットコインをアピールすることが狙いだ。

スクエアが500万ドルを投資し、ブロックストリームが施設の建設とマネジメントのノウハウを提供する。施設はブロックストリームの既存施設に設置される予定だ。

このところ、ビットコインマイニングが環境に与える影響は厳しい批判に晒されており、一部の機関投資家はビットコインへの投資を見合わせ、最近の価格下落につながったと言われている。

「我々は、再生可能エネルギーを活用したマイニング施設は、ビットコインが世界を持続可能な未来へと加速させていることを、可能性のみならず、実証的に証明したいと考えている」とブロックストリームはプレスリリースで述べた。

スクエアは、この取り組みは「再生可能エネルギーとビットコインマイニングの透明性を持ったケーススタディとして、広くわかりやすい事例となる」とツイートしている。

スクエアのジャック・ドーシーCEOは、週末にマイアミで開催されたカンファレンス「Bitcoin 2021」で、「ビットコインは必ずすべてを変える。私の人生において、取り組むべきこれ以上に重要なことはないと考えている」と発言したと伝えられた。

|翻訳:coindesk JAPAN
|編集:増田隆幸、佐藤茂
|画像:太陽光発電のイメージ(Shutterstock)
|原文:Square to Invest $5M to Build Solar-Powered Bitcoin Mining Facility With Blockstream