USDコイン
USDC- USD
- JPY
USDコイン (USD Coin) の基本情報
USDCは、暗号資産(仮想通貨)取引所コインベース(Coinbase)と暗号資産(仮想通貨)金融スタートアップ「サークル(Circle)」がローンチした、米ドル連動型ステーブルコイン。
ERC20に準拠。
発行上限 | - |
---|---|
承認方式 | n/a |
開始日 | 2018年9月 |
中央機関 | Circle社、Coinbase社 |
提唱者 | |
オフィシャルサイトURL | https://www.centre.io/usdc |
ホワイトペーパーURL | https://f.hubspotusercontent30.net/hubfs/9304636/PDF/centre-whitepaper.pdf |
公式X URL |
USDコイン(USDC)とは
USDコイン(USDC)とは、2018年9月に米大手仮想通貨業者Circle(サークル)社と大手取引所Coinbase(コインベース)によってローンチされた、法定通貨担保型のステーブルコインである。ベースはイーサリアム。
米ドルに価値を裏付けされており、その安定性と信頼性の高さから2018年9月のローンチ以来、時価総額を急激に伸ばしている人気の仮想通貨。
USDコイン(USDC)の特徴
米ドル連動のステーブルコイン
ステーブルコインとは、価格変動がほとんどない仮想通貨のことをいう。USDCはステーブルコインの中でも「法定通貨担保型」に分類され、米ドルにその価値を担保されている。
米ドルに対しほぼ1:1の比率で連動しているため、USDCの価格変動は他の仮想通貨と比較すると圧倒的に小さい。というより、ほぼ変動がない。
信頼度の高さ
USDCはステーブルコインの中でも非常に信頼度が高いことで定評がある。Circle社はアメリカの大手証券会社であるゴールドマン・サックスから出資を受けており、かつニューヨーク州のBit Licenseと呼ばれる仮想通貨業務許可証を取得しており、州からのお墨付きを得ているからだ。また、USDCを発行するCircle社とCoin Base社が共同設立したCentre社は、毎月大手会計事務所から厳しい監査を受けており、その結果もしっかり公表している。以上のことから非常に信頼度が高いといえる。
ERC20に対応
USDCはイーサリアムのブロックチェーンを利用したERC20トークンである。そのため、他のERC20トークンと同様のウォレットで管理し、DEX(分散型取引所)やDeFi(分散型金融)で取引することができる。
USDCとUSDTの違い
USDCとUSDTはどちらも米ドル連動の法定通貨担保型ステーブルコインであるが、発行元の会社には信用度の違いがある。
USDTは2015年にThether社(テザー)が発行したステーブルコインである。しかし、Thether社はUSDTの価値を担保するために必要なドルを保有していなかったと指摘され、訴訟も起こっている。そのため信頼度に関しては、USDCの方が担保されていると考えられる。
USDコイン(USDC)の時価総額
USDコイン(USDC)の時価総額は、2024年1月26日時点で約3兆8,300億円となっている。ほかのステーブルコインと時価総額を比較すると、ランキングは以下の通りとなる。USDCは2位だ。
順位 | 仮想通貨 | 時価総額 |
---|---|---|
1位 | Tether USDt (USDT) | 約14兆1,000億円 |
2位 | USD Coin (USDC) | 約3兆8,300億円 |
3位 | Dai (DAI) | 約7,800億円 |
4位 | First Digital USD (FDUSD) | 約3,800億円 |
5位 | TrueUSD (TUSD) | 約2,700億円 |
6位 | USDD (USDD) | 約1,000億円 |
7位 | Pax Dollar (USDP) | 約520億円 |
8位 | PayPal USD (PYUSD) | 約440億円 |
9位 | TerraClassicUSD (USTC) | 約320億円 |
10位 | USDJ (USDJ) | 約240億円 |
USDコイン(USDC)の騰落率
USDコイン(USDC)はステーブルコインであるため、タイミングによって価値は上下するものの、長期的には騰落率は基本的には一定となる。
USDコイン(USDC)の今後
決済手段としての可能性
- Circle社はVISAと連携をしており、USDCはVISAの決済通貨として認可されている。
- 現在は法人取引のみに限られているが、今後更に決済手段としての需要が高まっていく可能性も期待できる。
取引ペアとしての可能性
現在、日本国内では、取り扱いの認可が下りていない仮想通貨を取引する際、ビットコインやイーサリアムなどの主要仮想通貨をペアとして取引するケースが多い。しかし、これらの通貨は非常にボラティリティが高く、取引する際の安定性に欠ける。一方でUSDCは上述の通り価格が安定しているため、変動を気にすることなく安定した取引を行うことができる。そのため、今後他の通貨との取引時のペアとして利用される機会も増えると考えられている。
USDコイン(USDC)の購入方法
USDCは現在国内の取引所で購入することはできないため、BinanceやKrakenなどの海外取引所で購入する必要がある。
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