●ビットコイン(BTC)は、8日21時(協定世界時:UTC/日本時間9日6時)時点、36,278ドルで取引され、過去24時間で10.2%上昇。
●ビットコインの24時間レンジ:32,557~36,890ドル(CoinDesk 20)。
●イーサリアム(ETH)は、2,561ドルで取引され、過去24時間で2.3%上昇。
●イーサリアムの24時間レンジ:2,418ドル~2,613ドル。
ビットコインは反発
ビットコインはテクニカル分析では、強気シグナル。
ビットコイントレーダーは、中国政府の規制に関するニュースを気にしていないようだ。データは一部の投資家がビットコインを購入し、取引所から移動させていることを示しており、ここ数週間で取引所のビットコイン残高はかなり減少している。
「現在の強気反転の継続を示すシグナルは、取引所からのビットコインの移動量」とヴァルキリー・インベストメンツ(Valkyrie Investments)のショーン・ルーニー氏はコメントした。取引所からの移動は今年、最も多い量になっているという。
取引所のBTC残高は減少
データサイトのクリプトクワント(CryptoQuant)によると、大手暗号資産取引所のビットコイン保有残高は246万ドルまで減少しており、5月17日以来の低水準となっている。
ルーニー氏は、ビットコインが4万ドル超えの水準まで反発するには、このパターンが持続する必要があると考えている。
「42,000ドル付近の重いレジスタンスを突破するためには、この傾向が継続する必要がある。売られ過ぎからの今回の反発は、エルサルバドルのニュースへの期待など、ポジティブなセンチメントが望まれていた状況に助けられた可能性がある」(ルーニー氏)
ガス代は3カ月ぶりの低水準
イーサリアムはテクニカル分析では、強気シグナル。
データサイトのデューン・アナリティクス(Dune Analytics)によると、イーサリアムネットワークの取引手数料、いわゆる「ガス代」は、当記事執筆時点、16gwei(中央値)、3カ月ぶりの低水準まで下落している。
|翻訳:coindesk JAPAN
|編集:増田隆幸、佐藤茂
|画像:TradingView
|原文:Market Wrap: Bitcoin Pops to $36.8K, Other Cryptos Higher Despite Worrying China Signals