暗号資産(仮想通貨)交換業を手がけるコインチェックが、アイドルグループ「SKE48」とコラボレーションしたトレーディングカードをNFT(ノンファンジブル・トークン)にして、同社が運営するNFTマーケットプレイスで販売する。
コインチェックは10日、同社が運営するマーケットプレイスの「Coincheck NFT(ベータ版)」で16日から、SKE48の「NFTトレカ」の販売を開始すると発表した。また、取り扱い開始を記念して、SKE48のメンバーを撮り下ろした限定カード「おでかけNFTトレカ」を16日に販売する。
欧米を中心に、アート作品やプロスポーツのトレーディングカードなどのNFTが流通し始めるなか、コインチェックは今年3月に「Coincheck NFT(ベータ版)」の運営を開始した。暗号資産の取引サービスと一体化した国内初のNFTマーケットプレイスで、コインチェックで口座を保有するユーザーはNFTの出品・購入・保管をすることができる。
「おでかけNFTトレカ」は合計100枚で、20種類のカードがそれぞれ5枚ずつ。販売通貨はイーサリアム(ETH)を予定しているという。
コインチェックは今後、ブロックチェーンゲームで利用できるNFTや、アート・スポーツなどの分野のNFTの取り扱いを拡大していく方針だ。また、今月9日にはLINEが、独自のLINEブロックチェーンを活用したNFTの取引サービスを開発していることを明らかにするなど、日本におけるNFT市場の拡大が期待されている。
|編集:佐藤茂
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