米証券取引委員会(SEC)は16日までに、VanEckが提出していたビットコイン上場投資信託(ETF)の申請に対して、審査期間を再度延長する判断を行った。
SECは通常45日間で審査を行うが、審査期間を最大240日まで延長することができる。VanEckの審査期間の延長は今回が2度目となる。
SECは16日までに開示した書類の中で、VanEckの申請に対するパブリックコメントを求めていると述べている。ETFが受ける市場操作の影響や、過去数年の規制状況の変化がもたらす影響などを、利害関係者に回答を求めている。
「多くのビットコインETFの申請を却下するなかで、SECは基盤となるビットコインのスポット市場における詐欺や市場操作に対する懸念を一貫して述べてきた。SECは、暗号資産(仮想通貨)取引所を適切に監視できていないことで、十分な投資家保護ができていないことを懸念している」とETF Storeの社長、ネイサン・ジェラシー(Nathan Geraci)氏は最近のインタビューで語っている。
米CoinDeskはVanEckに取材を試みたが、コメントは得られていない。
|翻訳:coindesk JAPAN
|編集:増田隆幸、佐藤茂
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|原文:SEC Again Delays VanEck Bitcoin ETF Decision