英金融行動監視機構(FCA)への登録を規制強化のために断念する暗号資産(仮想通貨)企業が増えている。
FCAへの登録を断念した企業の数はこの1カ月で25%増加したと28日、ロイターが伝えた。6月はじめは51社だったが、現在は64社に増えている。
FCAは26日、暗号資産取引サービスを手がけるバイナンス(Binance)のイギリスでの事業に警告を発した。FCAの広報担当者によると、バイナンスは5月中旬に申請を取り下げているという。
暗号資産企業はイギリスで事業を行うためには2022年3月31日までにFCAに登録しなければならない。その際、FCAはマネーロンダリング防止およびテロ資金対策の基準を満たしているか否かを判断する。
これまでに登録を完了したのは、わずか6社のみとなっている。
|翻訳:coindesk JAPAN
|編集:増田隆幸
|画像:Shutterstock
|原文:Crypto Firms Are Giving Up UK Regulatory Registration Bids: Report