UBS、規制強化は「バブルのような暗号資産市場」を崩壊させ得る:報道

スイスの金融大手、UBSグループは暗号資産市場の特質と最近の規制動向について顧客に懸念を示した。米Business Insiderが5日に報じた。

UBSのグローバル・ウェルス・マネジメントチームは、先週配布された文書の中で、中国における規制当局との戦いは価格や事業者にネガティブな影響を与えていると述べた。

「規制当局は暗号資産を規制でき、規制するつもりであることを示した。投資家の皆様には、投資を控え、よりリスクの少ない資産を中心にポートフォリオを構築することを推奨します」(UBSの文書)

この見解は、同行は富裕層顧客に暗号資産を提供する方法の検討を始めたと伝えられたこととは対称的だが、中国がマイニング事業者に操業停止を命じ、銀行にビットコイン取引の停止を命じるなど暗号資産業界への規制を強化していることで状況は変わった。

UBSは「投資家心理の変化や規制強化により、バブルのような暗号資産市場は崩壊する可能性があると以前から警告してきた」と記している。

|翻訳:coindesk JAPAN
|編集:増田隆幸
|画像:Shutterstock
|原文:UBS Says Regulatory Crackdown Could Pop ‘Bubble-Like Crypto Markets’: Report