米銀大手のバンク・オブ・アメリカは、暗号資産と関連技術のリサーチを専門に行うチームを結成した。米CoinDeskが社内文書を確認した。
暗号資産は「最も急速に成長している新興技術のエコシステムの1つ」と同行グローバルリサーチの責任者、キャンディス・ブラウニング(Candace Browning)氏は文書に記しているとブルームバーグは報じている。
「この分野の評価額は現在約2兆ドル、新しいETP/ETFへの資金流入額は500億ドルに増加し、ベンチャーキャピタルは暗号資産/ブロックチェーン企業に多額の投資を行っている。(我々は)強力な業界調査分析、市場をリードするグローバル決済プラットフォーム、ブロックチェーンに関する専門知識により、ソートリーダーシップを提供できる唯一無二のポジションにある」(ブラウニング氏)
バンク・オブ・アメリカは数年前からブロックチェーン技術に関心を示してきたが、JPモルガン・チェースや、最近、暗号資産取引デスクを再開したゴールドマン・サックスなど、ライバルの米大手銀行に比べると取り組みは遅れている。
新しいリサーチチームは、アメリカで2番目の規模を誇る同行の状況が変わりつつあることを示している。
|翻訳:coindesk JAPAN
|編集:増田隆幸
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|原文:Bank of America Creates Team Dedicated to Researching Crypto