暗号資産ファンド、再び流出超に──前週から反転

暗号資産ファンドは7月9日に終了した週に400万ドルの流出超となり、前週の6300万ドルの流入超から反転する結果となった。

暗号資産運用会社のコインシェアーズ(CoinShares)によると、7月9日までの1週間、ビットコインファンドは700万ドルの資本流出となった。

ここ数週間、北米のビットコインファンドは資金流入が続いているが、ヨーロッパのファンドは資金流出が続いており、「現時点ではセンチメントが地理的に乖離している」ことを示しているという。

複数の暗号資産を取り扱うマルチアセットファンドには年初から合計3億6200万ドルの資金が流入しており、運用資産の16.5%にのぼっている。同様にビットコインファンドには41億8400万ドルが流入し運用資産の15.6%を、イーサリアムファンドには9億6100万ドルが流入し、運用資産の9.9%を占めている。

「マルチアセットファンドへの資金流入は、ビットコインやイーサリアムと比べると相対的に小さいものの、データは投資家が暗号資産保有を分散化させようとしていることを示している」とコインシェアーズは述べている。

出典:CoinShares

|翻訳:coindesk JAPAN
|編集:増田隆幸
|画像:CoinShares
|原文:Crypto Funds See Net Outflows of $4M