中国人民銀行(PBoC)は、暗号資産(仮想通貨)取引に対する規制強化を続け、2017年以降で最も厳しい取り締まりを継続すると述べた。
中国人民銀行は7月31日、2021年上半期の金融政策の進捗と下半期の取り組みについての会議の結論を発表した。
暗号資産取引はプラットフォーム企業(おそらくアント・グループなどのフィンテック大手を示していると思われる)とともに言及された。中国人民銀行や他の政府機関は、2020年11月に予定されていたアント・グループの株式上場(IPO)を突然中止して以来、フィンテック業界に対する規制を強化している。中国人民銀行はプラットフォーム企業に対する規制上の是正作業を継続すると述べた。
同行はまた、グリーンファイナンスの推進、金融市場の開放、人民元の国際化とデジタル人民元の展開などを推進するとした。
5月、3つの金融業界団体は、会員企業は暗号資産関連サービスを提供できないと発表。中国人民銀行はこの措置への支持を示した。6月には同行は大手銀行や決済会社に対するヒアリングを行い、暗号資産関連サービスの提供禁止を改めて表明した。
また国務院の金融安定発展委員会は5月、金融上のリスクを理由に国内での暗号資産マイニングを取り締まると述べている。
|翻訳:coindesk JAPAN
|編集:増田隆幸
|画像:David290, CC BY-SA 4.0, via Wikimedia Commons
|原文:PBoC Says It Will Keep High Pressure on Crypto Trading