ノンファンジブル・トークン(NFT)マーケットプレイス、オープンシー(OpenSea)の過去24時間のガス代(イーサリアムブロックチェーンの取引手数料)が、DeFi(分散型金融)プロジェクトのユニスワップ(Uniswap)を上回った。
イーサリアム最大のDEX(分散型取引所)であるユニスワップは昨年来、1日あたりのガス代(取引手数料)がトップとなっていた。1日あたりのガス代はイーサリアムブロックチェーンの実際の利用状況を示す重要な指標だ。
しかしNFTが再び人気を集めてきたことでオープンシーでは過去24時間で190万ドル(約2億1000万円)以上の取引手数料が発生、一方、ユニスワップは157万ドルだった。
Top-10 ETH burners race looks like the following #EIP1559 https://t.co/GgXY57GYJ5 @DuneAnalytics pic.twitter.com/iLUMoWOGyE
— Anton Bukov 🦇🔊 (@k06a) August 9, 2021
この数週間で複数のNFTプロジェクトがスタート、これらのプロジェクトでは、ユーザーがイーサリアム(ETH)を使ってNFTを発行できる。オープンシーは、そうしたNFTを取引するためのセカンダリーマーケットプレイス(流通市場)だ。
7月、オープンシーはベンチャーキャピタル大手のアンドリーセン・ホロウィッツ(Andreessen Horowitz/a16z)が主導した資金調達ラウンドで1億ドル(約110億円)を集めた。
データサイトのグラスノード(Glassnode)は、オープンシーのユニークユーザーは8月に30万人、取引高は10億ドルにのぼると予測している。
|翻訳:coindesk JAPAN
|編集:増田隆幸
|画像:代表的なNFTアート「クリプトパンクス」(Larva Labs)
|原文:NFTs Over DeFi: OpenSea Just Overtook Uniswap on Ethereum Usage