暗号資産(仮想通貨)取引所オーケーエックス(OKEx)が1000万ドル(約11億円)のファンドを立ち上げた。狙いは、GameFiプロジェクトの開発支援。
資金は、ブロックチェーンプロジェクトに投資する同取引所の1億ドル規模のファンド、OKEx BlockDream Venturesから拠出する。
「GameFi」とは、ゲームとDeFiを1つにまとめた言葉で、金融の仕組みをゲーム化したもの。ユーザーはゲームをプレーすることで利益を得ることができ、「プレー・ツー・アーン(play-to-earn)」とも呼ばれる。
オーケーエックスは8月26日に「BUIDL IN METAFORCE」と題したハッカソンを開催。優勝チームには、100万ドルが提供されるほか、開発者と投資家を結びつけるデモデイが設定されている。
GameFiは、DeFi(分散型金融)に次いで、大きな注目を集める可能性がある。7月30日には、バイナンス・スマート・チェーン(Binance Smart Chain:BSC)の取引数がイーサリアムを上回った。これはBSCを使ったNFTゲーム「クリプトブレイズ(CryptoBlades)」のユーザー数が7月、62万1000人以上となったことが大きな要因となった。
|翻訳:coindesk JAPAN
|編集:増田隆幸
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|原文:OKEx Establishes $10M Fund for GameFi Projects