DeFi(分散型金融の世界への主要な入口となっているデジタルウォレット「メタマスク(MetaMask)」は、アジア市場が成長をけん引、7月の月間アクティブユーザー数が1000万人に達した。
メタマスクを所有するソフトウェア会社コンセンシス(ConsenSys)によると、2020年7月に54万5080人だった月間アクティブユーザー数は、2021年7月に1040万人となり、1800%以上の成長を見せたという。
メタマスクは、ビットコインウォレットと同様の機能を持ち、ユーザーはブラウザーを使ってログインし、利用することができる。イーサリアムブロックチェーンにアクセスするための最も一般的な方法であり、成長はNFT(ノンファンジブル・トークン)ブームにも後押しされている。
2020年9月にモバイル版をリリースしたことで、ブラジル、中国、インド、インドネシア、フィリピン、タイ、ベトナムでのユーザー数が急速に増加。また、3月にモバイル版にトークンのスワップ(交換)機能を追加したことでユーザー数の増加が加速したという。
|翻訳:coindesk JAPAN
|編集:増田隆幸
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|原文:MetaMask Hit 10M Monthly User Mark in July With Asia Leading Growth