PLAYBOY、新進アーティストの作品をNFT化──テーマはジェンダーとセクシュアリティ

PLAYBOYは9月1日、言論の自由、ジェンダー、セクシュアリティといったブランドのエディトリアル価値を称えるために、ノンファンジブル・トークン(NFT)を発行すると発表した。

デジタルアーティストのNFT制作・展示を支援する非営利団体Sevens Foundationと提携し、複数のシリーズごとに作品を募集、50点をNFT化し、ソーシャルメディアを使ってプロモーションしていく。

第1弾の「The Art of Gender and Sexuality」の応募は9月1日にスタート、締切は10月1日。受賞作品は11月に開催されるNFT.NYCカンファレンスで展示される。

PLAYBOYは以前にもNFTを発行している。

5月にはデジタルアーティスト、Slimesundayとの共同で「インターネットのファーストレディ」と呼ばれるPLAYBOYモデル、レナ・ソーダバーグ(Lenna Sjööblom)のアーカイブ写真を使ったNFTコレクション「Liquid Summer」を発表。8月にはアーティストにNFTの発行方法を教える記事を掲載した。

PLAYBOYと暗号資産

ビットコインに関する取り組みは、さらにさかのぼる。2018年、PLAYBOY TVはビットコイン決済を開始。その後、Playboy.comにも拡大した。

PLAYBOYのアート・キュレーション&エディトリアル担当バイスプレジデント、リズ・スーマン(Liz Suman)氏は、暗号資産(仮想通貨)やNFTへの関心は70年近く検閲と戦ってきた歴史を持つPLAYBOYにとって自然なことと語った。

「我々は常に、ときには議論を呼ぶような方法でアートを支持してきた。NFTは今後のクリエイティブ表現のフロンティアになると考えている」

同氏は、作品の選定に際して、女性、ノンバイナリー(性別の区分に当てはまらない)アーティスト、ソーシャルメディアでのフォロワーが少ないアーティストなど、新進のデジタルアーティストを優先すると述べた。

|翻訳:coindesk JAPAN
|編集:増田隆幸
|画像:Shutterstock
|原文:Playboy Is Minting NFTs on the ‘Art of Gender and Sexuality’