中国の国家発展改革委員会(NDRC)はグリーン電力取引にブロックチェーンを使用する取り組みのテストについて、中国の2つの国営送電会社、国家電網公司と中国南方電網有限公司にゴーサインを出した。同委員会がウェブサイトで発表した。
ブロックチェーンは「グリーン電力の発電、取引、消費の情報を安全に記録」できるため、グリーン電力取引に導入可能な技術のひとつであるとNDRCは述べている。
人民日報は7日、2つの送電会社はそれぞれ、北京と広州に取引センターを設立する予定と報じた。
NDRCによると、世界最大の送電会社である国家電網公司は、ブロックチェーンを使ったグリーン電力取引証明書についての特許を申請しているという。
NDRCは、取引システムがグリーンエネルギーの使用を促進することで中国のCO2削減目標達成に寄与するだけでなく、世界のエネルギー問題に対する中国の解決策となることを期待している。
|翻訳:coindesk JAPAN
|編集:増田隆幸
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|原文:China to Pilot Blockchain-Based Green Power Trading