ビットコイン(BTC)の先物価格に連動する上場投資信託(ETF)が、米国で初めて承認された。暗号資産(仮想通貨)を直接購入・保有せずに、個人投資家はETFを通じて暗号資産の成長性に投資することが可能となる。
米資産運用会社のプロシェアーズ(ProShares)は10月15日(現地時間)、ビットコイン先物ETF「ビットコイン・ストラテジーETF」に関する最新の目論見書を証券取引委員会(SEC)に提出。同ETFはニューヨーク証券取引所のARCAで取引され、早ければ18日にローンチする計画だ。
ゲーリー・ゲンスラーSEC委員長はこれまでに、先物ベースの投資商品は現物価格に連動するものよりも投資家保護の面で優位であるとする考えを示していた。過去8年にわたり、複数の資産運用会社がビットコインの現物価格に連動するETF申請をSECに対して行ってきたが、承認されたものはない。
ビットコイン先物ETFの承認に関しては、ブルームバーグが15日に報じた。このニュースを受け、ビットコインの価格は同日(日本時間)午後、6万ドル近くまで上昇。価格は16日18時35分現在、61,500ドル近辺で推移している。
|抜粋翻訳・編集:佐藤茂
|トップ画像:ニューヨーク証券取引所(Shutterstock)
|原文:SEC Approves Bitcoin ETF, Opening Crypto to Wider Investor Base