柴犬コイン(SHIB)の投機的な熱狂は前例のないレベルに達し、5月の暴落前に見られた個人投資家の熱狂を再び呼び戻している。
ブロックチェーン分析会社IntoTheBlockのデータを見ると、史上最高値から20%以内の価格で柴犬コインを購入したアドレス数は、11月2日までの8日間でこれまでの6倍の11万6560に達した。これは柴犬コインを保有しているアドレスの12%に相当する。
史上最高値付近で購入した投資家、いわゆる「All Time Highers」の急増は、FOMO(機会を逃すことへの恐怖:fear of missing out)のサインと考えられている。FOMOはしばしば、強気相場の最終局面で見られる。
「前回、5月にこのパターンが現れたとき、柴犬コインは90%下落した」とIntoTheBlockは7日発行した週刊ニュースレターに記した。
とはいえ、過去のパフォーマンスは将来の値動きを保証するものではない。つまり柴犬コインが史上最高値を記録したことは、暴落が迫っていることを意味するものではない。
だが、IntoTheBlockが指摘しているように、投機的な行動がどの程度行われているかを示す正確な指標になっている。経験豊富な投資家は個人投資家の間にFOMOのサインが現れたときは通常、ロングの投資(強気の投資)を減らす。
柴犬コインは先週、15%下落し、価格が約10倍の0.00008870ドルまで上昇した5週間の上昇に終止符を打った。当記事執筆時点では、下降トレンドラインのレジスタンス付近、0.00005785ドルで取引されている。
|翻訳:coindesk JAPAN
|編集:増田隆幸
|画像:IntoTheBlock
|原文:Shiba Inu Sees Record Speculative Frenzy, Snaps 5-Week Winning Trend