スクエア、分散型取引所「tbDEX」のホワイトペーパー発表

米決済サービス大手のスクエア(Square)は19日、分散型取引所「tbDEX」のホワイトペーパーを発表した。

「tbDEXは、現実世界のアイデンティティを証明するために分散型アイデンティティ(DID)と検証可能な証明情報(VC)を使い、ソーシャルトラストのためのフレームワークを提供することで暗号資産取引の分散型ネットワークを構築する」(ホワイトペーパー)

tbDEXを紹介するブログで投稿者のTBD Developerは「tbDEXは、平均的な人たちが暗号資産のイノベーションから利益を得られるような、ユビキタスでアクセス可能な取引所を作ることが目的」と書いている。

tbDEXの開発を行うスクエアの新部門「TBD」はホワイトペーパーをGithubで公開し、コミュニティからの意見や協力を求めている。

スクエアのCEOであり、ツイッターのCEOでもあるジャック・ドーシー氏は8月、ビットコインの分散型取引所(DEX)構築に向けたオープンな開発者プラットフォームの計画を発表した。

スクエアで戦略的開発を担当するマイク・ブロック(Mike Brock)氏がTBDを担当。同氏は以前「これが我々が解決しようとしている問題だ。世界中どこでもノンカストディアルウォレット(ユーザーが資産を自己管理するウォレット)に簡単にビットコインを出し入れできるようにする」とツイートしている。

|翻訳:coindesk JAPAN
|編集:増田隆幸
|画像:Shutterstock
|原文:Square Releases White Paper Detailing Protocol for a Decentralized Bitcoin Exchange