米メタ(旧フェイスブック)が主導し、ステーブルコイン「ディエム(Diem)」の発行を目指してきたディエム協会(Diem Association)は、そのテクノロジーを2億ドル(約230億円)でシルバーゲート・キャピタルに売却する。ウォール・ストリート・ジャーナルが26日、匿名の情報提供をもとに伝えた。
ブロックチェーン企業を顧客にもつシルバーゲートは昨年、米ドル連動型ステーブルコインの発行でディエム協会と提携。2019年に「リブラ(Libra)」としてスタートし、苦戦を続けていたプロジェクトに活路を開くはずだった。
ブルームバーグは25日、ディエム協会は出資者に返金するために知的財産の売却に向けて投資銀行と協議していと報じた。
ディエム向けウォレット開発に取り組むメタの子会社ノビ(Novi:旧カリブラ)は2021年秋、米ドル連動型ステーブルコインを発行するパクソス(Paxos)とのパイロットプログラムを発表している。
|翻訳:coindesk JAPAN
|編集:増田隆幸
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|原文:Diem to Sell Assets to Silvergate Bank for $200M: Report