米暗号資産取引サービス大手、コインベース(Coinbase)の株価は決算報告後に45%下落、暗号資産(仮想通貨)の時価総額も同程度下落している。利上げ予想と「長期にわたる高成長が期待される資産」の下落が原因と米投資投資銀行ゴールドマン・サックスは26日発表したリサーチノートで述べた。
だが同行は引き続き、コインベースは暗号資産エコシステムの継続的な発展に投資するための「優良な投資先」と考えており、新たな収益源を築く取り組みによって、株価は「暗号資産のパフォーマンスを上回る」可能性があるとしている。
暗号資産市場の最近のボラティリティにもかかわらず、ゴールドマン・サックスはコインベース株の格付けを「買い」としており、多くの新たな収益源の可能性に注目している。
NFT、デリバティブ、ステーキングなどへの取り組みは、同行の予測をさらに上方修正させる可能性がある。一方でゴールドマン・サックスは、暗号資産価格の低迷などから、12カ月の目標株価を352ドルから288ドルに引き下げた。
同行の目標価格に対するダウンサイドリスクには、暗号資産価格の下落/ボラティリティの低下、手数料への圧力、規制の脅威などがある。
ライバルの米みずほ証券はそれほど強気ではない。25日のレポートで米みずほ証券はコインベースには「収益予想に大きなダウンサイド要因がある」と述べた。
|翻訳:coindesk JAPAN
|編集:増田隆幸
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|原文:Coinbase Still the ‘Blue Chip Way’ to Gain Crypto Growth Exposure, Goldman Says