市場の動き
ビットコイン(BTC)は週末、取引高が減少し、大きな動きはなかった。一方、ゲームトークンが上昇した。
当記事執筆時点、ビットコインは24時間で2.04%上昇し、4万2420ドル付近。イーサリアム(ETH)は、0.64%上昇し、3036ドル付近となっている。
週末、主要暗号資産(仮想通貨)取引所におけるビットコイン取引高は、4日金曜日から大幅に減少したものの(4日が大きく増加しており)、特別な落ち込みではなかった。過去1週間の取引高は、アジアの主要暗号資産市場が旧正月の休みのため、減少した。
市場全体では、ゲームトークンが上昇したが市場の大部分は静かなままだった。メッサーリ(Messari)のデータによると、ガーラ(GALA)、アクシー・インフィニティ(AXS)、ディセントラランド(MANA)は過去24時間で2桁パーセントの上昇を見せた。
テクニカル分析
ビットコインが2週間ぶりに4万ドルを突破したことで、過去24時間、ビットコインは上昇した。テクニカル指標が2020年3月以来となる売られすぎ水準に達したことで、上昇モメンタムは改善しつつある。
11月の史上最高値6万9000ドル付近からの下落トレンドを反転させるには、4万ドルを超える決定的な買いの動きが必要となる。過去数カ月、短期の上昇はレジスタンスの下で止まり、売りが主導権を握っていた。
だが短期的には、特に相対力指数(RSI)が日足チャートで買われすぎていないことから、ビットコインはさらなる上昇を見せる可能性がある。次のレジスタンスは4万5000ドル付近となっている。
ビットコインが週末、3万7000ドル以上を維持すれば、回復局面の始まりを告げることになる。だが月足チャートにネガティブなモメンタムが確認されれば、大幅な上昇の可能性は小さくなる。
|翻訳:coindesk JAPAN
|編集:増田隆幸
|画像:CoinDesk, TradingView
|原文:First Mover Asia: Bitcoin Sees Little Movement After Light Weekend Trading