ビットコインの価格が再び1万3000ドルを超えた。8日午後からの2日間で、10%以上急騰した。
ビットコインは2019年7月10日、日本時間14:01現在、1万3011ドルで取引されている。8日午後には(欧州の早朝)1万1400ドル台をつけ、48時間で10%以上高騰した。
ビットコインの価格は2017年12月に1万9000ドルを超え、史上最高値を記録。その後価格は約12カ月にわたり下落し、2018年12月には3122ドルまで値を下げた。2019年4月に入ってから相場は強気に転じ、6月22日には約1年3カ月ぶりに1万ドルを突破した。勢いは衰えず、6月27日に1万3844ドルをつけた。
7月に入り、価格は9770ドル付近まで下落したが、その後再び上昇し、1万3千ドルを回復。現在、高値を伺う展開だ。
ビットコインのドミナンス、最高値時の水準に
仮想通貨のデータサイト、CoinMarketCapによると、仮想通貨全体の時価総額に対するビットコインの占める割合(ドミナンス)は9日、64%を超えた。同水準に至ったのは、ビットコインが最高値を記録した2017年12月以来、およそ1年半ぶり。
文:小西雄志
編集:佐藤茂
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