Web3の起業家支援で新会社──Astar Networkの渡邉創太氏が参画

Astar Networkファウンダーの渡邉創太氏など起業家・経営者7人が、Web3.0に関連する起業家を支援するための新会社を設立した。暗号資産取引所のビットバンクやベンチャーキャピタルのWiLから、1000万ドル(約11億円)を調達。アクセラレーター事業として、ノウハウを提供する。

Web3.0:Web3とも呼ばれ、ブロックチェーンなどのピアツーピア技術に基づく新しいインターネット構想で、Web2.0におけるデータの独占や改ざんの問題を解決する可能性があるとして注目されている。
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新会社は、「Next Web Capital」。創業メンバーは、Web3.0に関わる日本人起業家7名で、Stake Technologiesの渡邉創太CEO、石川駿COO、関慶氏、Fracton Venturesの鈴木雄大氏、亀井聡彦氏、赤澤直樹氏、Web3 Foundationの大日方祐介氏が名を連ねる。

「グローバルに拡大するポテンシャルのあるプロトコルへの支援を通じて、エコシステムを拡大させる」をミッションとして掲げ、ナレッジやネットワークを次世代のWeb3.0起業家へ還元していくという。

出資したビットバンクの廣末紀之社長は、「ビットコインを契機とした暗号資産革命は、取引フェーズから、NFT、GemeFi、Web3.0、メタバースとその適用領域を広げ、いよいよ爆発的拡大が目前と迫っています。Next Web Capitalのチームは、その高い志と見識を持ってこれら新領域を切り開き、日本人若手プレイヤーの先導役として活躍してくれると確信しております」としている。

|取材・テキスト:菊池友信
|編集:佐藤茂
|トップ画像:Next Web Capitalの発表文より