日本取引所グループ(JPX)は、暗号資産交換業を手がける「デジタルアセットマーケッツ」に出資した。出資額は3.6億円で、出資比率は3%程度になる。JPXが2月25日に発表した。
デジタルアセットマーケッツ(Digital Asset Markets)は2月17日、金価格に連動する「ジパングコイン(ZPG)」の販売を開始した。出資企業には、三井物産やセブン銀行、光証券、日産証券、東京短資などが名を連ねる。
JPXは、デジタル証券の取り組みを積極化している。2月14日には、野村ホールディングスの子会社であるBOOSTRYと共同で、セキュリティトークン(ST)を活用した新たな資金調達手法を検討することを発表した。
デジタルアセットマーケッツは、「今回の出資により、日本取引所グループとの関係を強化し、デジタルアセット分野における最先端の知見の共有及び新たな分野の開拓に役立ててまいります」としている。
JPXは「金現物と連動する暗号資産であり、これまでのデジタル資産とは違って連携しやすかった」と説明している。
|取材・テキスト:菊池友信
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