英金融行動監視機構(FCA:Financial Conduct Authority)は、イギリス国内で稼働している暗号資産(仮想通貨)ATMは違法と述べ、停止するよう警告している。
ATM運用会社はFCAに登録し、マネーロンダリング規制を遵守しなければならないとFCAは11日、声明で述べた。
27の暗号資産会社がFCAに登録済みだが、いずれもATMサービスの提供は認められていないため、イギリス国内で稼働している暗号資産ATMは違法なものになる。Coin ATM Radarによると、イギリスには81台のビットコイン(BTC)ATMがある。
さらにFCAは、登録申請を却下された暗号資産ATMサービス提供会社のGidiplusに言及した。同社はサービス継続を求めて裁判所に訴えたが、訴えは却下された。裁判所が「同社が法令を遵守して事業を行っている証拠が不足している」と裁判所が判断したためだ。
3月7日現在、106社が暗号資産サービスを提供するために、FCAに登録を申請している。このうち、27社は現在登録済みで、56社は申請が拒否されたか、あるいは申請を取り下げた。
残りの23社は審査中だが、業務の継続は許可されている。申請承認の期限は3月31日。
|翻訳:coindesk JAPAN
|編集:増田隆幸
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|原文:UK FCA Orders Operators to Shut Down Crypto ATMs