デジタル資産は、ファンがお気に入りのチームやアスリートと交流する方法を根本的に変える可能性があり、従来よりも「有意義なつながり」が増えると、プライスウォーターハウスクーパース(PwC)はレポートで述べた。
デジタル資産はまた、チームやリーグに大きな収益機会を提供することもできる。PwCは、チケット販売、放映権、スポンサーシップをチームやリーグにとっての3大収入源と位置づけた。
この3つの収入源は、チケットのトークン化、放映権のNFT化、デジタルイベントあるいはメタバースでのイベントのスポンサーシップによって顕著な成長を遂げる可能性があるという。
アスリートのNFTやシーズンチケット購入者に対するトークン発行は、従来のロイヤルティプログラムの進化、強化と言えるが、メタバースとデジタル資産を組み合わせることで、より多くのファン層に対してまったく新たな市場を生み出すとレポートは述べた。
デジタル資産の販売は、今後5年間で多くのチームやリーグにとって主要な収益源となる可能性があるという。デジタル資産インフラを構築する能力が、チームにとって最大の課題となり、デジタル資産の販売データを既存の顧客基盤と結びつける高度な技術が必要になる。
また、デジタル資産から生じる法的リスクや税務上の影響を予測・軽減することが不可欠とPwCは述べた。
|翻訳:coindesk JAPAN
|編集:増田隆幸
|画像:Shutterstock
|原文:Digital Assets Can Boost Revenue for Sports Teams, PwC Says