米コインベースのNFT事業、収益は10億ドル以上:米投資銀行Needham予想

暗号資産(仮想通貨)取引サービス大手の米コインベース(Coinbase)は、NFT(ノンファンジブル・トークン)事業から最大12億6000万ドル(約1490億円)の収益を追加することができる。米投資銀行Needhamのアナリスト、ジョン・トダロ(John Todaro)氏は17日、顧客向け文書で述べた。

コインベースのNFT事業はまだユーザーに対してサービスを開始していないが、同社ブライアン・アームストロング(Brian Armstrong)CEOは直近の決算報告で、市場は成熟していると述べた。昨年秋、同社のNFTマーケットプレイスのウエイティングリストに登録したユーザーは100万人を超えていると伝えられた。最大の競合はオープンシー(OpenSea)となる。

トダロ氏の予想では、コインベースのNFT事業は、競合他社と同様の手数料2.5%、取引高15億ドル、年間収益4.5億ドル。強気予想では、手数料3%、取引高35億ドル、収益12億6000万ドルと予想している。

なお、コインベースの2021年の総収益は74億ドル。
トダロ氏はコインベースを「買い」としており、目標株価を17日午後の株価176ドルの2倍以上となる360ドルとしている。

|翻訳:coindesk JAPAN
|編集:増田隆幸
|画像:Shutterstock
|原文:Coinbase’s NFT Segment Could Add More Than $1B to Annual Revenue, Needham Says