メタ、アプリ内暗号資産を検討か:報道

メタ・プラットフォームズ(旧フェイスブック)が、アプリ内で暗号資産(仮想通貨)や融資サービスを提供するための準備を計画しているようだ。Financial Timesが複数の関係者の言葉を伝えた。

メタバース用の暗号資産(同社社員は「Zuck Bucks(ザック・ドル)」と呼んでいる)をMeta Financial Technologiesが検討しており、ブロックチェーンベースのデジタル通貨ではなく、メタが一元管理するアプリ内トークンを想定しているという。

計画はまだ初期段階で、プロジェクトは中止あるいは変更される可能性がある。メタはまた、中小企業向け融資など、従来の金融サービスへの進出も検討しているようだ。

フェイスブックとインスタグラムにNFTを導入する取り組みは、発展しているようだ。社内文書によると、インスタグラムはまもなくNFTをサポートし、フェイスブックは5月中旬にテスト導入が予定されているという。

メタの広報担当者はCoinDeskに対し、現時点では伝えられる新たな計画はないと述べた。

「今日お伝えできる新しい情報はありません。我々は、人々や企業、クリエーターのための新しいプロダクトイノベーションを継続的に検討しています。会社として、我々はメタバース構築に注力しており、決済や金融サービスのようなものも含んでいます」。

|翻訳:coindesk JAPAN
|編集:増田隆幸
|画像:Shutterstock
|原文:Meta Exploring Non-Blockchain-Based Virtual Currency: Report