コインチェックは5月24日、メタバースゲーム「The Sandbox(ザ・サンドボックス)」内で流通している暗号資産「SAND」の取り扱いを開始すると発表した。国内の暗号資産取引業者における「SAND」の上場は初めてだという。
The Sandboxは、イーサリアムブロックチェーン上に構築されている。ユーザーはアバターを操作しながらゲームに参加したり、アイテムを購入することができる。NFTの購入には、SANDを使用する。
NFT(ノン・ファンジブル・トークン=非代替性トークン):ブロックチェーン上で発行される代替不可能なデジタルトークンで、アートやイラスト、写真、アニメ、ゲーム、動画などのコンテンツの固有性を証明することができる。NFTを利用した事業は世界的に拡大している。
CoinMarketCapによると、SANDの時価総額は24日現在、約16億ドル(約2040億円)。SANDは将来的に、The Sandboxのゲーム運営に参加するガバナンストークンとしての役割を担うとされている。
コインチェックとThe Sandboxは、2020年9月にパートナーシップを締結。メタバース事業の展開を進めている。1月には、2035年の近未来都市をイメージした「Oasis TOKYO」を開発することを明らかにしており、メタバース×NFTのコミュニティ拠点を構築する計画だ。
|取材・テキスト:菊池友信
|編集:佐藤茂
|トップ画像:コインチェックの発表文より