UFC、ブロックチェーンを公式パートナーに

米総合格闘技団体UFCは6月9日、ブロックチェーンをオフィシャルパートナーに加え、VeChainがUFC初の公式レイヤー1ブロックチェーンになったと発表した。

VeChainは6月11日以降、UFCのライブイベント、デジタルおよびソーシャルメディア向けオリジナルコンテンツにさまざまな形で露出する。また年間42回の試合と10回の『デイナ・ホワイトのコンテンダーシリーズ』(新人発掘シリーズ)で、UFCを象徴する8角形の試合場「オクタゴン」にロゴが表示される。

Sports Business Journalによると、契約期間は最低5年、契約金額は約1億ドルにのぼる。VeChainにコメントを求めたが、当記事執筆時点までに返答はなかった。VeChainのネイティブトークン「VET」は、このニュースの後、CoinDeskのデータで2.4%上昇した。

UFCの暗号資産関連の動きとしては、4月、Crypto.comが、UFC選手にビットコイン(BTC)でボーナスを支払うと発表している。

VeChainは、サプライチェーン管理やビジネスプロセスなど、実世界での利用に特化したブロックチェーン・プラットフォーム。これまで、ウォルマート(Walmart)、バイエル(Bayer)、BMWグループなどと契約している。

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「企業に最も普及しているレイヤー1パブリックブロックチェーンであるVeChainが、最も急速に成長しているスポーツと手を組み、ブロックチェーン技術は持続可能性のような世界が掲げる大きな目標の実現に不可欠との認識を高めることは歴史的なことだ」とVeChainの共同創設者兼CEO、サニー・ルー(Sunny Lu)氏は語った。

|翻訳:coindesk JAPAN
|編集:増田隆幸
|画像:Shutterstock
|原文:UFC Taps VeChain as First Official Layer 1 Blockchain Partner