NFTマーケットプレイス大手のオープンシー(OpenSea)は、バックエンドを刷新し、プロトコルをWyvernから自社開発のSeaportに移行すると14日、ブログに記した。同社はすでに5月下旬にSeaportへの移行を発表している。
移行により取引コストを大幅に削減し、取引手数料を「昨年の実績から約35%」下げることができるという。ユーザーは移行後の1年間で4億6000万ドル(約620億円)を節約できると見積もっている。
「Seaportはゲームチェンジャー、オープンソースであり、本質的に分散型で最新の基盤。我々(および、Seaportを使用するすべてのチーム)は迅速に新機能を開発し、リリースできる」
Seaportの最初のバージョンはオープンシーが開発したが、オープンソースであり、NFTの開発者、作成者、収集者の誰もが利用できるという。
移行の目的には、取引手数料の削減に加えて、ウォレットの署名を「読みやすく、わかりやすく」することがある。これはおそらく、昨年、数百万ドルものNFTを不正入手したフィッシング詐欺の増加に対応したセキュリティ対策だろう。
|翻訳:coindesk JAPAN
|編集:増田隆幸
|画像:OpenSea/CoinDesk, modified PhotoMosh and BeFunky
|原文:OpenSea Migrates to Seaport Protocol in Bid to Lower Transaction Costs