ビットコイン(BTC)は米東部時間19日午後(日本時間20日朝)、2万ドルを超えて急騰し、当記事執筆時点2万580ドル、前日の安値から16.9%上昇となった。前日には2020年12月以来の2万ドル割れとなっていた。
市場は、暗号資産レンディング大手セルシウス(Celsius)と暗号資産投資会社スリー・アローズ・キャピタル(Three Arrows Capital)をめぐる危機に対処しているが、価格急騰にはトレーダーの新たなリスク意欲が反映されている。
「意欲的な買い手は、安くなった暗号資産を買うチャンスを待っている。まだあと20%下落するのか、ここがチャンスなのか見極めなければならない。待ちすぎれば、価格はより上昇するだろう」とSelini Capitalの最高投資責任者(CIO)ジョルディ・アレキクサンダー(Jordi Alexander)氏はテレグラムでコメントした。
「重要な問題は、このところの下落は終わるのか、まだ投げ売りする売り手がいるのか」と同氏は付け加えた。
ビットコインは18日、1万7601ドルまで下落。2017年12月に記録した前サイクルでの史上最高値1万9783ドルを下回った。これは多くの暗号資産トレーダーが下回ることはないと考えていたレベルだった。
イーサリアム(ETH)も18日に880ドルまで下落した後、大きく反発。当記事執筆時点、1133ドル付近となっており、過去24時間で20%上昇、18日の安値から29%の上昇となった。
年初からは、ビットコインは56%下落、イーサリアムは69%下落となっている。
|翻訳:coindesk JAPAN
|編集:増田隆幸
|画像:CoinDesk
|原文:Bitcoin Rebounds Past $20K, Ether Soars Above $1,100