トロン創業者、バフェット氏とのランチを延期

仮想通貨トロン(TRX)の創業者ジャスティン・サン(Justin Sun)氏と米著名投資家ウォーレン・バフェット(Warren Buffett)氏との、大いに待ち望まれたランチが延期された。トロン財団(Tron Foundation)が2019年7月22日(現地時間)に発表した。

トロン財団はツイッターで、サン氏が腎臓結石を患ったと述べた。関係者はランチを「後日改めて開催することで合意した」。

当初7月25日に予定されていたランチは、チャリティーオークションの落札者に対して与えられた権利だ。サン氏は今年6月、その権利を460万ドル(約4億9000万円)で落札した。同氏は、仮想通貨に対して懐疑的なことで有名なバフェット氏に、業界の有力者を紹介するつもりのようだ。

22日時点でサン氏は、米仮想通貨決済企業サークル(Circle)のCEO、ジェレミー・アレール(Jeremy Allaire)氏、仮想通貨取引所フォビ(Huobi)のCEO、クリス・リー(Chris Lee)氏、ソーシャル投資プラットフォーム、イートロ(eToro)の創業者兼CEO、ヨニ・アシア(Yoni Assia)氏、そしてライトコインの生みの親チャーリー・リー(Charlie Lee)氏をランチ会に招待していた。

ランチで具体的にどのような内容が話されるかは明らかにされていない。しかしバフェット氏は、ビットコインを「殺鼠剤の2乗」と呼び、仮想通貨についても多くの手厳しい発言をしたことで知られている。

仮想通貨トロンの生みの親で、トロン財団の代表でもあるサン氏はバフェット氏を説得し、チャリティーランチの場所を従来のニューヨークからシリコンバレーへと移動させている。

翻訳:山口晶子
編集:町田優太
写真:Justin Sun at Consensus 2019 image via CoinDesk archives.
原文:Tron Founder Justin Sun Postpones Lunch With Warren Buffet