柴犬コイン、ステーブルコインやコレクティブル・カードゲームなどを計画

柴犬コイン(SHIB)の開発者は7月6日、エコシステムを拡大する計画を明らかにした。ステーブルコイン、「TREAT」と名付けられたリワード(報酬)トークン、独自メタバースのためのコレクティブル・カードゲームだ。

Shytoshi Kusamaを名乗る開発者は「独立した開発者たち」が分散型ステーブルコイン「SHI」を開発しており、「他の意欲的な例に見られた問題を回避できるだろう」と述べた。他の意欲的な例とは、ステーブルコインのテラUSD(UST)と暗号資産テラ(LUNA)の崩壊を指しているようだ。

チームは、SHIの開発が最終段階を迎えた際には多くの情報を共有したいと考えており、SHIは2022年後半にローンチ予定だという。

TREATは、柴犬コインのメタバースのリワードトークンで、「Shiba Collectible Card Game」と連動することになる。TREATはまた、柴犬コインのステーブルコインに「バランスを提供する」と開発者は述べたが、具体的な機能は触れられていない。開発者たちはまた、プロジェクトの長年の支援者のために「一定数」のTREATをあらかじめ確保している。

柴犬コインは、直近の暗号資産ブームで熱烈な支持者を集めた。犬をモチーフにしたミームコインとして、ドージコイン(DOGE)に次ぐ人気を持つ。2020年8月にスタートし、その後、分散型取引所(DEX)のShibaSwap、エコシステムトークンとしてBONEとLEASHを立ち上げ、さらに柴犬コインを拡大する計画を進めている。

例えば、計画の一環として、ネイティブアプリの展開と開発をサポートするために、独自のレイヤー2プロトコル「Shibarium」の開発に取り組んでいる。また、10万区画の仮想土地区画を保有するメタバースプロジェクトを進めている。開発者によると、Shiba Collectible Card Gameはメタバース内で展開されるという。

柴犬コインはこのニュースの後、横ばいで取引されたが、6月にはShibariumに関する憶測のために1週間で50%近く上昇している。

|翻訳:coindesk JAPAN
|編集:増田隆幸
|画像:Unsplash, modified by CoinDesk
|原文:Shiba Inu Plans to Launch Stablecoin, Reward Token, Collectible Card Game