弱気相場のなか、新株発行で1億ドル調達:BTCマイニングのCore Scientific

ビットコインマイニング大手のコア・サイエンティフィック(Core Scientific)は、投資銀行B.ライリー(B. Riley)に対して今後2年間で最大1億ドル(約140億円)の株式を発行することに合意した。流動性の強化が目的。

新株発行は権利であり、義務ではないという。同社は資金をバランスシートの強化とマイニング装置の拡張に使用する計画とマイク・レヴィット(Mike Levitt)CEOは声明で述べた。

暗号資産市場の弱気相場は、マイニング企業の株価に打撃を与えている。コアをはじめ、マイニング企業の株価は今年、50%〜80%下落している。

同社はまた、B.ライリーが同社の株式購入を約束した対価として、普通株57万3381株をB.ライリーに発行している。

コア・サイエンティフィックはマイニングしたビットコイン(BTC)の一部を売却してキャッシュを積み上げている。先月、同社は7202ビットコインを平均価格2万3000ドルで売却し、約1億6700万ドル(約230億円)を調達した。売却代金は主にマイニング装置の支払い、データセンター拡張のための追加投資、債務の返済に充てると述べている。

|翻訳:coindesk JAPAN
|編集:増田隆幸
|画像:コア・サイエンティフィックCEOのマイク・レビット氏
|原文:Bitcoin Miner Core Scientific Gets $100M Equity Financing Despite Bear Market