Merge後のフォークに向け、マイナーを組織化──ETHWの強気相場は2年後?

イーサリアム(ETH)マイナーのチャンドラー・グオ(Chandler Guo)氏は、来月「Merge」によってプルーフ・オブ・ステーク(PoS)に移行した時点で、イーサリアムブロックチェーンを「ハードフォーク」させるべきという考えを改めて繰り返した。

グオ氏は8月12日、CoinDesk TVに出演し、マイナーを「事業停止」から救う方法として、同氏の取り組みに賛同するマイナーを組織化していくと語った。

「今回のフォークは非常に困難。フォークに参加してもらうために多くのマイナーを組織化しなければならない」(グオ氏)

グオ氏は数週間前からフォークを訴えている。7月、同氏は「I fork Ethereum once, I will fork it again!(私はかつて、イーサリアムブロックチェーンをフォークした。もう一度、フォークする!)」とツイートしている。

PoS移行により、イーサリアムブロックチェーンはエネルギー消費を99%以上削減できると予想されているが、グオ氏はマイナーも考慮されるべきと主張している。イーサリアムブロックチェーンは、開発者によると9月15日か16日頃にPoS移行「Merge」を予定している。

「多くのマイナーが苦しんでいる」と同氏は述べた。

しかし、JPモルガンのアナリストによると、一部のマイナー、特にイーサリアムクラシック(ETC)のマイナーはマージの恩恵を受ける可能性がありという。マージによって、中古のマイニング機器が手に入りやすくなる可能性もある。

過去にイーサリアムクラシックのフォークを支持していたグオ氏は、フォーク後のプルーフ・オブ・ワーク(PoW)イーサリアムブロックチェーンのネイティブトークン「ETHW」を次の強気相場まで保有すると述べた。強気相場は今後2年以内に来ると考えている。

|翻訳:coindesk JAPAN
|編集:増田隆幸
|画像:CoinDesk TV(キャプチャ)
|原文:Miner Chandler Guo Repeats Support for Ethereum Fork Post-Merge