暗号資産(仮想通貨)ファンドは、コインシェアーズ(CoinShares)が22日に発表したレポートによると、8月19日までの1週間、取引高が今年2番目に低い10億ドル(約1370億円)まで減少し、900万ドルの小規模な流出超となった。
ビットコイン(BTC)ファンドは、3週連続となる1500万ドルの流出超。FOMC(米連邦公開市場委員会)議事録で、さらなる利上げの可能性が示されたことを受け、ビットコインは8月19日、10%下落した。
一方、イーサリアム(ETH)ファンドは、290万ドルの流入超となった。プルーフ・オブ・ワーク(PoW)からプルーフ・オブ・ステーク)(PoS)への移行、いわゆる「Merge(マージ)」が近づくにつれて、楽観的な見方が強まった。
他のアルトコインファンドは、ソラナ(SOL)が140万ドルの流出超、カルダノ(ADA)が50万ドル、エックスアールピー(XRP)が30万ドルの流入超とまちまち。
地域別では、流出はアメリカに集中し、1000万ドルの流出超。その他、ドイツが240万ドル、スウェーデンが210万ドルの小規模な流出超となった。一方、ブラジルは250万ドル、スイスは190万ドルの流入超となった。
|翻訳:coindesk JAPAN
|編集:増田隆幸
|画像:CoinShares
|原文:Crypto Funds See Minor Outflows Amid Trading Volume Dip: CoinShares