米半導体大手エヌビディア(Nvidia)は、7月31日に終了した2023年度第2四半期の暗号資産(仮想通貨)マイニング専用プロセッサ、Cryptocurrency Mining Processors(CMP)の売上高は再び「わずか」なものとなり、1年前の2億6600万ドル(約364億円)から減少したと発表した。
CMPの売上高については、第1四半期の決算報告でも同社は同じ言葉を使い、「OEMおよびその他」部門の低迷につながったと述べている。CMPの売上高は、暗号資産市場の下落に伴って減少を続けている。
同社CFO(最高財務責任者)によると、同部門全体の第2四半期売上高は、ノートPCのOEM売上の減少により、前年同期比66%マイナスの1億4000万ドル。ただし、「OEMおよびその他」部門の売上高は、同社第2四半期の全体売上高の約2%にすぎない。
FactSetによると、エヌビディアの第2四半期の売上高は67億ドル(約9175億円)で、事前予想と一致した。同社は8月上旬、予想を下回る業績を事前に発表し、目標の81億ドルを主にゲーム関連売上の減少により、大幅に下回ると述べていた。
調整後の1株あたり利益は0.51ドル、予想の0.50ドルを上回った。同社はまた、第3四半期の売上高を59億ドル±2%と見込んでいるが、予想の69億ドルを大きく下回っている。
|翻訳:coindesk JAPAN
|編集:増田隆幸
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|原文:Chipmaker Nvidia’s Crypto Mining Chip Revenue Continues to Fall