米SEC委員長、PoS暗号資産への監視強化示唆:報道

米SEC(証券取引委員会)のゲーリー・ゲンスラー委員長は9月15日、ステーキングされた暗号資産(仮想通貨)は連邦証券規制の対象となる可能性があると述べ、イーサリアム(ETH)がまさにそうした手法に移行したことを受けて、監視強化の姿勢を繰り返した。

ウォール・ストリート・ジャーナルによると、ゲンスラー委員長は、プルーフ・オブ・ステーク(PoS)ブロックチェーンは投資契約のような性格を持ち、SECの管轄下に置かれる可能性があると述べた。特定の暗号資産について語ったわけではないという。

しかし、イーサリアムブロックチェーンがPoS移行「Merge(マージ)」を完了させた数時間後に出されたコメントは、PoS移行がエネルギー消費量を大幅に削減するのみならず、イーサリアムブロックチェーンに大きな影響を及ぼす可能性があることを示している。

プルーフ・オブ・ワーク(Pow)ブロックチェーンのネイティブ暗号資産として、イーサリアムは規制当局によってコモディティと明確に定義された2つの暗号資産のうちの1つだった。ちなみに、もう1つはビットコイン(BTC)。

|翻訳:coindesk JAPAN
|編集:増田隆幸
|画像:Shutterstock
|原文:SEC’s Gensler Signals Extra Scrutiny for Proof-of-Stake Cryptocurrencies: Report