LINEの暗号資産「LINK」、Huobi Globalに上場

LINE傘下でブロックチェーンの関連技術を開発するLINE Xenesisは、独自の暗号資産(仮想通貨)「LINE」が暗号資産取引所で世界大手のHuobi Global(フォビ・グローバル)に上場すると発表した。

LINKは、LINE Xenesisの子会社、LINE TECH PLUS PTEが発行する暗号資産で、LINEが開発したブロックチェーンのネイティブトークン。LINKは10月28日にフォビ・グローバルに上場する。

日本、インドネシア、タイ、台湾で約1億7,600間人のユーザーを持つLINEは、これまでにメッセージアプリを軸に、Eコマースや株取引、銀行、決済、マンガ・音楽配信などのサービスを追加し、「LINE」のスーパーアプリ化を進めてきた。

独自のブロックチェーンである「LINE Blockchain」と、ウォレットの「LINE BITMAX Wallet」を開発し、ブロックチェーンを基盤技術とする暗号資産取引サービスと、NFT(非代替性トークン)の取引サービス事業の拡大を図っている。

LINKが市場に流通した2018年以来、LINEは国内ユーザーを対象に「LINE Pay」の支払いに利用できる機能を試験的に行うなどして、LINKの利用ケースを広げてきた。国内におけるLINKの保有者数は2021年に比べて46%増加しているという。

500種類を超える暗号資産を扱うフォビ・グローバルにおいて、LINKとビットコイン(BTC)、LINKとテザー(米ドルに連動するステーブルコイン=USDT)の取引が可能となる。今回の上場により、LINKは、LINEの国内向け取引サービス「LINE BITMAX」に加えて、BITFRONT、Bithumb、MEXC Global、Gate.ioを含む6つの取引所で取引が可能となった。

LINEは今後、LINKを他の取引所においても上場させ、同暗号資産の流動性の拡大を図る。国内では現時点で、LINE BITMAXでのみLINKを取引することができる。

|編集:佐藤茂
|トップ画像:LINEの発表文より
※編集部より:本文を一部修正して、更新しました。