渡辺創太氏がシンガポールで起業し、パブリックブロックチェーンの「アスターネットワーク(Astar Network)を開発するStake Technologiesと、NTTドコモが、Web3の普及に向けてタッグを組む。
両社は10月31日、基本合意に締結したと発表。今後、Web3の特徴の1つである分散型自律組織(DAO)の考え方を活用した、社会課題を解決するためのプロジェクトを進める。地方創生や環境問題などの社会課題に対して、Web3に関連した技術を活用した解決策を探っていく。
Web3.0:Web3とも呼ばれ、ブロックチェーンなどのピアツーピア技術に基づく新しいインターネット構想で、Web2.0における巨大プラットフォーマーによるデータの独占や、改ざんの問題を解決する可能性があるとして注目されている。「ウェブ3」を10分で理解する【基礎知識】
Web3は、ブロックチェーンを活用することで、デジタル資産(トークン)を導入した分散型の経済圏(トークンエコノミー)を作ることが可能になると言われるが、具体的な利用方法の難しさや利用環境の整備不足などの課題が依然としてある。NTTドコモが持つ知見と、アスターの技術と運営ノウハウを組み合わせることで、これらの課題の解消を目指していくという。
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