Binance（バイナンス）の創業者兼CEOのチャンポン・ジャオ（Changpeng Zhao）氏は、伝統的な金融と暗号資産のギャップを埋める方法として、銀行買収の可能性を検討しているとブルームバーグのインタビューに語った。
ジャオ氏は具体的な名前をあげず、小規模投資あるいは完全買収のどちらも可能性があると述べた。
「ある種のローカルライセンスを持っている人たち、伝統的な銀行、決済サービスプロバイダー。そういったものを検討している」とブルームバーグはジャオ氏の発言を伝えた。
ジャオ氏はまた、銀行と連携する場合、Binanceはしばしば多くの新規ユーザーを銀行に誘導するため、銀行への投資はBinanceにとってスマートな戦略と指摘した。
ジャオ氏は過去に同社は10億ドル（約1500億円）以上の買収資金を持っていると発言しており、最近ではイーロン・マスク氏の440億ドルでのツイッター買収に5億ドルを提供した。
今年現時点までジャオ氏の買収戦略は、出版、DeFi（分散型金融）、NFTプロジェクトなどの分野を拡大することに重点を置いている。
｜翻訳：coindesk JAPAN
｜編集：増田隆幸
｜画像：バイナンスのチャンポン・ジャオCEO（CoinDesk archives）
｜原文：Binance CEO Zhao Considering Buying Banks: Report
